同じ量なら食事の時間が長い人の方ほどやせる
食事を終えた直後は、まだ少しもの足りなくて、デザートの買いおきがなかったりすると、コンビニに買いに行こうか、などと感が得ることもありますね。
しかし、迷っている間にいつの間にかさっきのもの足りなさが消えて、お腹いつぱいに感じることがありませんか?
実は、脳の視床下部というところには、満腹感を感じる 満腹中枢 というものがあります。
この、満腹中枢は、糖分が吸収されて血糖値(血液中のブドウ糖の量)が上がったり、脂肪やタンパク質の刺激により十二指腸からホルモンが出てきたり、食べたものにより胃の壁がふくれたり、などのさまざまな情報を受けとり、満腹したという信号を大脳に送ります。
この満腹中枢はだいたい、食べ始めてから20〜30分くらいして、「お腹いっぱい」というサインを出すのです。
あれこれと、迷っている間にお腹が落ちついてしまうのは、こういう理由があるからなのです。
ということは、もし食事を5分で平らげてしまったら、満腹中枢から指令が出るまでの約20分間は、ずつともの足りない気分でいなければならないわけです。
食事にかける時間は長いほどいい
食事には、時間はいくらかけても結構いいんです。
むしろ長ければ長いほどよく、最低20分はかけて食べるようにしてください。
ただだらだら食べていたら、ますますカロリーオーバーになってしまうだけです。
そうでなければ、一食に1時間かけようが2時間かけようが、まったく問題ありません。
また、同じ量の食事であれば、1回にまとめて食べるよりも、3回、5回と分散させて食べた方が太りません。
極端な話、量がふえなければ1日1食になったっていいわけです。
これは、食事の間隔があいて空腹になると消化吸収が活発になり、次に食べたものが、脂肪に蓄えられやすくなるためです。
だから、1日1〜2食でまとめ食いし、よく味わいもせず短時間で食べているとしたら、それはいちばん太りやすい食べ方を実践していすもうるようなものといってよいでしょう。
お相撲さんの食事は、まさにこれなのです。
太っている人の食事の仕方は、
- 食べるそばから次の食べものに箸をのばすといった、せっかちな食べ方が多いことと
- 一回に口に入れる量が多い
- よく噛んでいない
ことが特徴です。
まとめ食い、早食いのクセを直すだけでも、脂肪はグンと減る でしょう。
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