脂肪は減ったけれども、体重は変わらない

ダイエットしていて、そのような状態になった時、ダイエットに成功していると言えるでしょうか？

これは、成功しているのです。

脂肪を減らすことがダイエット、体重を減らすことのみがダイエットではないからです。

それに、脂肪が減って、体重が変わらないという事は、筋肉が増えたということです。

筋肉というのは、基礎代謝と直結しているので、筋肉が増えれば基礎代謝が上がります。

そうすると、それまでと同じ量を食べていても、基礎代謝が上がった分、消費するカロリーが増えるわけです。だから、ほどなくして体重は減り始めるのです。

食事に気をつけ、運動を続けることにより、筋肉の量は増え、基礎代謝もあがっているはずなのに、体重が減り始めない。もしも、そのような状態に陥ったときも、心配ありません。

それは、筋肉がまだまだ増え続けているということです。

脂肪が順調に減っているのだけれども、筋肉が増えているので、体重はほとんど変わらないという結果になっていると考えていいですね。。

ダイエットと体重の筋肉と脂肪の関係で言うと、ダンベルやマシンなどを使って、本格的に筋力アップのトレーニングも始めると、体重が減るどころか逆に増え始める人もいます。

そこで、「運動をはじめたので、かえって太りはじめた」と運動を止めてしまったらなんにもなりません。

減らすべきは脂肪であり、よほど増えすぎない限り、筋肉が増えるということはいいことなのです。

それは、特に女性について言えることです。

少しでも筋肉がつくことを嫌がる女性がいますが、女性はもともと筋肉が肥大しにくいようにできています。

ですから、余程のことをしない限り、マドンナのように筋肉がつくということはありません。

それまでに筋肉が足りなかった人は、納得がいくまで筋肉をつけ、その筋肉を落とさないようにしていると、やがて面白いように脂肪が取れてくるのです。

ダイエットとは若さを保ちながら、自分が理想とするプロポーション持っていくことです。

痩せることだけを目標にしてその通りに実現しても、若さが消えたり、肌がくすんだり、しわが増えたりしたのでは、人間の体としてはかえって悪くなったと言うべきでしょうね。

人間の体にとって大切なのは、いかに若いプロポーションを保てるか、ということであり、しなやかな弾力性を保つには、適度な筋肉を維持するしかないわけです。

筋肉が足りなくなって、全体的に垂れ下がってきたら、筋肉をきちんと増やして、その次にその筋肉を使ってきそうのプロポーションに持っていけばよいわけです。

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