短期間の激やせは百害あって一利なし
かえって脂肪を増やしてしまう危ない痩せ方
女性雑誌のダイエット特集などに、
- 「1カ月で10キロやせた!」
- 「1週間で3キロも!」
などという過激なやせ方をした女性の体験談などが掲載されることがあります。
たいていは、激しい運動を欠かさず続けたり、特殊な食べものだけを食べ続けたりした結果のようです。
こんなことで体重は減るのでしょうか?
答えは
減ります。
ある一定期間、体重を減らすだけなら意外にカンタンなのです。
それは、たとえばボクサーなどは、試合直前の計量をめざして、極端な水抜きダイエットをし、5キロも10キロも体重を減らします。
しかし、こういった「激やせ」でほんとうにやせることはできません。1ヵ月後に希望の体重に落とすことはできるかもしれませんが、まず90%、やせるのに使った期間より短い期間で元に戻るか、あるいは元よりもっと太ってしまいます。
リバウンドです。
なぜなら、こんな極端なやせ方をするダイエットは、精神的にも肉体的にもストレスが大きすぎ、一定期間以上続けることはできませんし、もし続けていたら体をこわしてしまうからです。
また、極端にカロリーを制限したダイエットでは、脂肪と共に筋肉や骨といった、体にとって、脂肪よりはるかに重要な組織も失われてしまいます。
脂肪以外で痩せるのは「やつれた」
脂肪以外のものが失われた、、、、ことで体重が減少した場合、それはやせたのではなく、やつれたのです。
極端な栄養不足の場合、肌が荒れてカサカサになり、髪もパサパサ、ひどいときは脱毛、貧血、立ちくらみも起きます。
また、無理なダイエットを長期間続ければ、女性にとって最も大切な機能の一つである生理さえ、止まってしまうことがあります。
めでたく目標達成したダイエット成功者たちは、今までのストレスからどっと解放されきがた結果、つい食事の量がふえてしまいます。
ダイエット中、半飢餓状態だった体は、少ないカロリーでもやっていけるように省エネルギー化されているので、体内に入ってきた栄養を消費せず、脂肪にして蓄えようとします。
脂肪こそは、再び飢餓状態(ダイエットのことを、体はこう思っているでしょう)がやってきたとぎ、生命を維持するために最も役に立つエネルギーの貯蔵庫なのです。
こうして、やせてご機嫌な気分になっている間に、体はもう二度と飢えたくないと、餓死の防御を始めているわけです。それは「太りやすくなること」を意味しています。
その結果、ダイエット前と同じくらいしか食べていないのに太りだし、ダイエットで骨や筋肉が減ったぶん、脂肪がつくので、たとえ以前と体重は変わらなくても、前よりも脂肪体重がふえてしまうのです(いわゆるリバウンド)。
→リバウンドした!でも、その後体重が戻っても実は太っています
もちろん、成人病にもかかりやすくなります。
短期間では、脂肪だけを落とすことはできません。
だいたい、1週間に1キロ、1カ月に4キロが、脂肪で体重を落とす限界です。
それ以上落とそうとすれば、必ず骨や筋肉が一緒に落ち、後がまに坐るのは脂肪ですから、リバウンドしやすくなるといえます。
ゆっくりやせる
理想的なダイエットとは、1カ月で1〜2キロくらい脂肪体重だけを減らしていくことです。
こういったやせ方なら無理がありませんし、減るのは脂肪体重だけなので見た目も美しく、リバウンドしにくいやせ方ができます。
ゆっくりやせることの利点は、正しい食べ方・運動の仕方など、やせるための生活習慣が着実に身についていくことです。
これなら、一生リバウンドせずに理想の体重を維持することも夢ではありません。
これに反し、短期間でやせようと無理な食事制限をし、ダイエット終了後に、以前の太る生活習慣に戻もくあみってしまったのでは、元の木阿弥ということになります。
つまり、美しくやせて二度と元の体重に戻らないためには、「激やせ」は百害あって一利なし。ある程度時間をかけ、優雅にやせたいものです。
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