内臓脂肪が増えると生きにくい
脂肪組織は一つ一つがイクラのような脂肪細胞が集まってできていて、余ったエネルギーの貯蔵庫、寒さから身を守るラジエーター、筋肉や内臓を保護するクッションとしての役割があります。
しかし、最近の研究で、脂肪細胞にはこれ以外にも重要な働きがあって、長寿ホルモンのアディポネクチンや、さまざまな悪玉物質(TNF- α、PAI-1、IL-6など)を分泌していることがわかってきました。
この中で特に重要なのが、アディポネクチン
アディポネクチンは、インスリンの働きを高めて糖尿病を予防したり、血管を広げて血圧を下げたり、脂質代謝を促進して中性脂肪を減らしたり、直接血管を修復して動脈硬化を改善する作用があります。
これが長寿ホルモンと言われるゆえんです。
ところが内臓脂肪が蓄積して脂肪細胞がふくれると、悪玉物質が増えて、アディポネクチンの量が低下してしまいます。
その結果、メタボリックシンドロームや動脈硬化性疾患が発症しやすくなると考えられています。
またアディポネクチンには、がん細胞を縮小させる抗腫瘍作用も認められています。
そのため、内臓脂肪が蓄積してアディポネクチンが減っている肥満者では、大腸ガン、乳がん、子宮体がん、膵臓ガンのリスクが高くなります。
なぜ内臓脂肪が増えると、このように生きていくのに不利なことが起きるのでしょうか。
食料が限られていた原始時代、みずか動いてエサをとろうとしない動物や、好きなものを好きなだけ食べてしまう動物は、種の保存には無用だったに違いありません。
だから動かないで食べてばかりいると、内臓脂肪がたまって病気になり、自然に排除されたのです。
つまり、動物の進化の過程では運動不足なのに、食べたいだけ食べられる現代人の生活は想定外だったのです。
無用の長物とならないよう内臓脂肪の蓄積を防ぐには、よく身体を動かして、総摂取カロリーを抑えるしかありません。
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