体格指数はダイエットには体重減より大事
太っているとか太っていないというときの1つの目安として、体格指数というものがあります。
BMIとは、ボディ・マス・インデックスの略称です。
国際的にも認められている肥満指数(体格指数)です。
昔は、体重から100をひいて、0.9をかけたもので標準値を決めて1つの尺度としてきました。
しかし、それでは必ずしも十分ではないと言うことで、新たに体格指数と言うものが作られたわけです。肥満学会でもこの体格指数を、ボディーマス・インデックス(BMI)と呼んで使っています。
体格指数の出し方
これは、非常に簡単です。
体重を身長で2回割ればいいのです。
BMIの計算式
BMI = 体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
例えば、体重は60キロで身長は1メートル70の人がいたとします。そうすると身長の管理をメートルになおして、体重を2回れば良いわけです。
60÷1.7÷1.7=20.76
体格指数は、20,76と出ました。
これは非常にいい数字です。
BMIは肥満指数をあらわすので、太っているか痩せているかを数値で見ることができるものです。
医学的な見地から望ましい値としては、男女それぞれに次のようになっていると言われています。
男性21.5
女性21
しかし、今の若い人は少し痩せた感じが好みと言われています。
実際にはこの数字より少し低い方がいいかもしれません。そうすると大体次のような数字になります。
- 男性21
- 女性20
肥満学会における定義
肥満学会では体格指数の20から25が正常、26から29が少し肥満と定義しています。
- 30〜39 かなり肥満
- 40以上 病的肥満
ちなみに、世界的標準値が22です。
25以上が糖尿病、高血圧症、内臓脂肪の増加のいずれかの合併があれば、肥満症として治療を受けることになります。
ただ、BMIの数値だけでは肥満症と判断できないということでもあるんですね。
体格指数が29と言うと、身長1メートル60で体重が74.24キロ、または、身長1メートル70で体重が83.81キロということになります。
この場合もう見た目にもはっきりと肥満とわかります。
これぐらいの数字にしておかないと、いまはみんな肥満気味なので区分けがうまくいかないということです。
体格指数39と言うと、身長1メートル60で体重た99.84キロ、または、身長1メートル70で体重は112,71キロということになります。
BMIと寿命の関係
BMIと寿命の関係がデータ化されていて、BMIが増えると死亡率も上がるということがわかっています。
意外なのは、太ったり痩せたりを繰り返している人は、ずっと太っている人に比べて寿命が短い、という結果もでています。
つまり、ダイエットに成功してはリバウンド、ということを繰り返していると寿命が短くなるということです。
極端なダイエットで体に大きな負担をかけて、その反動でもっと太ってしまう、という生活を繰り返していると、将来的に取り返しの付かない事態になってしまう可能性が高くなるということです。
やはりダイエットをしてはリバウンド、という繰り返しなどせずに、健康的で無理をしない食事をして生活した方が身体にもいい、ということです。
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